そんなことで更に気分を沈めていると、今度は頬をペタペタと触られ始めていた
「ほっぺたもプ二プ二ですよぉー、てかこの子メイクをしていない!!スバらしいデスネ!!なるほどぉ、これが生娘ということなんデスネ!!」
「きっ・・・」
明らかに意味を知らずに使っているよ、この人!!
というか、目の前で見るとこの人もすっごく美人
金髪美女だし、喋り方もなんとなく外国の人だとは思ったけど、彫りの深い顔立ちで肌も透けるように白いし、瞳とかもキラキラに光るサファイア色
羨ましい、羨ましすぎる!!
わたしなんて日本女性の平均身長よりも少し低めの低身長だし、童顔でたれ目だし、髪の毛の色だって少し薄めのちょっと目を凝らしたらあれ、茶色?ってぐらいの中途半端な茶髪だし、それにメイクはしないんじゃなくて、したら七五三みたいになっちゃうからやらないだけで・・・
もう駄目だ、女性として勝てるところが何一つない
ますますズーンと落ち込んでいると、翔くんの焦る声が耳に入ってきた
「キャシー!!それはさすがに駄目だ!!」
はえっ?
翔くんの声で我に返ったわたしの目の前には徐々に近づいてくる金髪美女の顔
そして

