翔くんの緊張が解けてきてとりあえず一安心した
だけど、勢いで翔くんと一緒に行くって言ってしまったが、あれっ?今思えば、わたしこれが初めて巧叔父さんと対面じゃない?
今までは後姿とか、遠くで見ることしかなかったからなぁ・・・
あれっ?おかしいぞ、何故だが急に緊張してきたぞ
だってあの翔くんが怯えるぐらいの人なんだよ!!どうしよう、会った瞬間に睨み殺されたりなんかしたら!!
兄さんたちは会ったことあっていつも通り平然としてたけど、あの二人を普通の人とは認識してはいけない
うおぉぉ、なんだか胃のあたりが急にキリキリし始めてる気がする・・・
だめだ、だめだ!!
わたしがこんなんでどうする!!わたしは翔くんの安定鎮痛剤!!今日はしっかりと翔くんをサポートしていきます!!
翔くんに気付かれないように握られていない方の手で自分の頬を軽く叩き、喝を入れた
頑張れ、美咲!!
「・・・やっぱり、大きい・・・」

