それにこれからもまた普通に、今まで通りになるとはわたしには思えなかった




輝は、結城は本気で設楽を貶める気でいる




わたしにそんな力はないけど、絶対にそんなことさせるつもりはない




でもそしたら、輝はどうなってしまうのだろうか




わたしは絶対に輝の想いに答えることはできないし、結城に設楽を潰されるのは嫌だ




だけど、それで輝と離れていくのもわたしは嫌なのだ




都合がいいことだとは自覚している、甘ったれた考え方だってわかっている




それでもわたしが泣いているときに慰めてくれたあの言葉が全部嘘だったと、思いたくはなかったからだ




頭の中でグルグルと回っているコレが何時か消えることは本当にあるのだろうか




もう、本当にどうしたらいいのかがわからない




自分はどうすればいいのだろうか




誰か答えを持っているのだとしたら、教えてほしい




わたしの気持ちとリンクしたかのようにさっきまで晴れていた空が急に曇りだし、そしてポツポツと雨が降り出し、やがて土砂降りになっていった