だから・・・
だから・・・
「だから、それがムカつくって言ってんだろうが!!!」
ビクッ
先ほどよりも低い声で叫んだ輝は何故だろうとっても悲しそうな表情をしているように見えた
するとわたしのことを睨んできた輝が徐々にこちらに近づいてきた
怖くなり思わず後退りをしたが、後ろは壁でもうこれ以上後ろには逃げられない
どうにかしようと辺りを見渡しても、授業中なので誰もいるはずがない
そうこうしている内に輝が目の前まで来ていて、物凄い力で右手首を掴まれた
「いたっ、痛いよ。輝」
「美咲はさぁ、本当に昔から設楽 翔のことしか見てなかったよな」
「えっ・・・?」
「ずっと隣で励まし続けてきたのに、結局はずっとお前を泣かし続けた男のところに行くんだな」
「輝、いったい何を言って・・・」

