花菱の株が暴落して、倒産寸前だったときも頑張ったのは兄さんたち
悲しくて挫けそうになったときに手を差し伸べて、前を見て立ち上がることを教えてくれたのは翔くん
もし励ましてくれる人ががいなかったらわたしは今でも悲しく一人で泣いていた
今だってそう
一人でうじうじ悲しんで、花菱のためになんとかしなきゃっ!って思っていても結局わたしにはそんなことが出来るはずがないって心の中で最初から頑張ることを諦めている
そんなわたしがきっとたくさんの努力をしてきた人を否定する言葉を言ってはいけない
それでも
「・・・わたしは嫌だ。そんな理由で頑張っている翔くんたちを潰そうとしないで!!」
自分たちが努力しても一番になれないからって今でも必死に頑張っている人たちの足元を狙うやり方なんて絶対にいいはずなんてない
「設楽を支えるたくさんの人が毎日頑張って自分たちが出来ることを一生懸命やってるんだよ、それにずーっと一番上にいるのだって必死にがむしゃらに頑張ってやっと手に入れたものなんだよ。それを『澄ました』とか『余裕』とかっていう言葉で片付けようとしないで!!」
わたし、知ってるもん
翔くんの寝室の机の上には毎日違う資料が山のように積み上げられていて、それを夜に全部一人でチェックしていることも
わたしに心配をかけないようにいつも『明日は早目に仕事だから』って言って早く寝ている振りをしているけれども、本当は夜遅くまで怖い顔でパソコンと向き合ってることも

