「なんでって・・・ただ邪魔なんだよね」
「じゃ、邪魔って・・・」
設楽に恨みとかあるわけでもなくそんな意味の分からない子供みたいな理由が返ってくるとは思わなかった
「いつも澄ました様に頂点に君臨する設楽がさぁ、爺さんは憎たらしいっていっつも言ってた。自分はどんなに努力しても取れないものをあいつらは余裕な顔して手に入れていくのにって」
「そ、そんな理由で!?」
「そんな理由!?大した努力もしてきていない美咲に俺たちの気持ちがわかるのか!?」
聞いたことない輝の張り上げた声に思わずビクッと肩を震わせる
なんで・・・なんで・・・なんで、わたし今、輝のことが怖いって思っちゃったんだろう
でもなんかいつもの輝じゃない・・・
「美咲はさぁ、いつもつらいとか悲しいとか言ってるけど、でも最終的には他の人の力を借りてなんとかしてきて、結局は自分ではなにもしない」
「そ、そんなこと・・・・」
ないとは完全には言い切れなかった
確かに、わたしは何もしていない

