花菱では考えられないほどの豪華な朝ごはん、どれもすっごく美味しそうなのに喉に通らない上に味もあまり感じることが出来ない
何故かというと、わたしの遥か10m先の真正面の席に翔くんが食事をしているからである
ご、ご飯の時間がこんなに気まずいものだと思わなかった
それになんか異様に机長くない?
こんなに長くしなくてもいいと思うんだけど・・・
花菱の家だったらもっと小さな机で家族みんなで仲良くおかずを囲んで楽しく食べてたのに・・・
食事が豪華なのに、なんか勿体無い気分・・・
うぅ、せっかくのご飯がおいしくないよぉ・・・
オレンジジュースで満たされているグラスを手に取り、一気に飲み干した
「ご、ごちそうだまでした・・・」
結局半分以上残してしまった・・・
料理長さんごめんさい!!
心の中で謝りながら、桂さんから鞄を受け取り、部屋から出ようとすると
「待て」

