幼なじみ結婚




どうやら今日はこの二人と食事らしいのだが、会話にもついていけないし、頭が大混乱してるせいで料理の味も殆ど覚えてないし、結局何もわからないまま謎の集会がお開きになろうとき



「あらっ、いけない」



突然、美礼さんが叫んだ




「携帯をさっきお手洗いに行ったときに忘れてきてしまったみたい」



「そうですか、それではわたしはここで美礼を待っていますので、設楽さんたち・・・「わたし、美咲さんと取りに行ってきますわ」




美礼さんは彼女の父の言葉を遮り、急にわたしの腕を掴んだ



はっ、えっ!?




「それじゃあ行ってきまーーーす」




わたしは美礼さんに引きずられるままその場から離れた




えっ、また何があるんですか・・・?




突然の出来ことにまた頭を混乱させるわたし




そ、そういえば翔くんは婚約の話を一度も承諾していないとは言ってたけど、美礼さんはどうなんだろう・・・?



もしかして美礼さん、翔くんのこと好きだったりして・・・



そうだとしたら、もしかしたらこれからお約束展開的にみたいに『あの人はあなたには渡さないわ!!』宣言させられたり




み、美礼さんすっごく綺麗だから、絶世の美女だから絶対に気迫負けしちゃうよぉぉぉ