極上写真がこの世から消え去り、今度はもっとすっごいお宝写真を撮ってやると意気込んでいたが、はて?何かを忘れて・・・
忘れて・・・
「で、用件はこれだ「ああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
部屋の隅から動かないわたしの様子を見に来てくれた翔くんは突然の絶叫でびくっと肩を震わせた
物凄い剣幕な表情で翔くんに詰め寄ったわたしは今度こそミスしないようの携帯から例の写真を慎重に選び、翔くんに見せつける
「こ、この写真はど、どどどどういうことですか?!」
つ、ついに聞いてしまった
今度こそ間違えてない、正真正銘あの写真
さっき確認で見たけど、見るたびになんかモヤモヤする
またあの黒い渦がふわーって近づいてくるような感覚
「あー、これか・・・」
って、今回さっきより反応早くない!?
まだ心の準備が
「・・・・・・、いや・・・」

