「・・・・・・・・・・・・」
「・・・自覚してるんだったら、早く治しなよ・・・」
「・・・ていうか、どこからそれ聞いたんですか?」
「それはね、翔くん・・・僕は美咲のことならなんでもわかるんだよ、愛だよ」
・・・時々本気でこの人たちは設楽の屋敷に盗撮用カメラとかおいてるのかもと思っている
というか、絶対にどこかしらに何かを仕組んでいるのは間違えないだろう
(本当は全て、桂さん情報です)
『美咲を避ける病気』か・・・
そりゃあ自覚してるさ、自覚してないわけがない
あの日から数日、元々1日中一緒にいられる生活環境の中ではなかったけど、話せる機会がなかったてことはない
昔のころに戻ったかのように美咲は俺の姿が見えるたびににこにこと笑顔で駆け寄ってくる
嬉しいよ、正直すっごく嬉しい
でも・・・
でも・・・
「今更どう接していいかなんて、わからないし・・・」
昔からずーっと美咲に冷たく接してきたせいか、何を話せばいいのかとか、どうやったら喜んでくれるのとか・・・全部わかんない

