キーンコーンカーンコーン
最後の授業、終了のチャイム
結局、わたしは遅刻をし、またクラスメートに変な目で見られた
しかもめっちゃぼっさぼっさの頭の状態で行ったからさらに目立ってしまった
ふーんだ、別にいいもんね
元々そこまで評判よくなかったし、翔くんのあの一件(急に教室に入ってきて、わたしを連れ出した)からさらに女子からの視線が痛いし
もう帰ろ、ここにいても特にやることないし・・・
帰り支度をしているとき、ふとある人物が廊下で歩いているのが見えた
輝!!
そーいえば一昨日輝からきたあのメールのせいで色々ややこしいことになったんだ
嫌、メールのおかげで?
ううん、それでもやっぱりあのメールに添付してあった写真、すっごく気になる
「輝、ちょっと・・・「みっさきぃぃぃぃぃぃ!!!」ぐへぇ!!」
輝の後を追いかけようと椅子から立ち上がった瞬間、誰かが急に豪快に突進してきた。
そのおかげでわたしは地面に転がり落ち、無残にも床にうつ伏せになってなってしまった。
「美咲、あの後どうなったの!?もうすっごい心配したんだから!!」

