ぎゃばっ!!



そうだったよぉ、そうだったよぉ、昨日わたし、翔くんに『好き』って言われちゃったんだよ!!



だってあの翔くんだよ!?



嬉しくないわけないじゃーーーん!!



布団にくるまり、ベットの上でぐるぐると回転しながら、昨日のことを思い出して超悶えた。



はぁぁぁぁ、翔くん!



翔くん、翔くん、翔くん!!




ゴンっ




「・・・・・・」



調子に乗りすぎて、ベットの上から落ちました、はい



我に返り、よいしょっと立ち上がった時にふと気づいた。



そうえいば、翔くん・・・いなくない?



もし記憶が合っているのなら、二人とも泣きつかれて、そのまま一緒に寝たような・・・?



でもさっき起きた時点でわたし一人だけ布団の中にいたし・・・



チッチッチッチッチ、ポーン



忘れてた、今日も普通に平日だった、そりゃあ翔くん大学生だし、講義に行ったんだよ、きっと



・・・・・・・・・・・・今、何時だ?