そして同時に頭の中が真っ白になった。
こ、これはもしかして夢かもしれない
嬉しいんだけど、本当に魂が抜けるぐらい嬉しいんだけど
突然すぎて
「…な、なんで?」
思わずそんな阿呆な質問をわたしはしてしまった。
いや、だって『ずっと』って、どのくらい?
それだったらかなりわたしの中の辻褄と合わない
わたしは逆に翔くんにずっと嫌われてると思ってたもん
きっと翔くんは思いもよらない質問をされて、呆れ顔或いは怒ってるかもとチラッと上を見上げると
「そっか…、そうだよな。まずそこからか」
目の前にはわたしがずっと見たかった翔くんの笑顔がそこにある。
くしゃっと細めた目に優しくて、無邪気な笑み
その笑顔でわたしはまたノックアウト
翔くんの笑顔…笑顔…激レア!!
今までのあの人の小馬鹿にしたような薄ら笑いでもないし、親父ギャグで爆笑してるのでもない、正真正銘の翔くんの笑顔

