あんな顔なんてどこでもあるだろうが
あれだったらわたしの兄さんたちのほうがカッコいい
でも、あの顔は本当に視線に入れるだけでおかしくなりそうだからなるだけ見たくはない
どうすればいい・・・
未だにあいつの視線をひしひしと感じながらわたしはなんとかあいつの顔を見ずに顔を正面に向ける方法を考えた
そうだ、桂さんを見ればいいんだ!
桂さんはあいつの隣に立っているし、そしたら正面を向いてることになる
さすが、わたし!!
ばっと顔を上げて桂さんを見ようとすると、予想がはずれ桂さんはあいつの隣にいなかった
うえぇぇぇ、どこに行った!?
眼球だけ動かし、出来るだけ部屋の中を探しても桂さんはいない。
っということは・・・後ろかぁぁぁ!!!
人の視野は180℃まででありそれ以上は無理だ、つまり今顔を動かさずに眼球だけで桂さんを探していないということは180℃以上のどこかに桂さんはいるということ
つまりはわたしの後ろだった

