変だ、桂さんが変だ。
今日はいつもの桂さんと違う!
わたしがじーっと桂さんを観察していると、やっと答えが出てきたのか桂さんは少し諦めたように少しだけ声を小さくしながら答えた。
「不安、だったんですよ。もしあのまま美咲様が帰ってこられないと思うと」
「えっ…?」
返ってきたのは意外な言葉だった。
「また美咲様が翔様から離れていくようなそんな気がして…」
その言葉にわたしはギクリとし、手の中にある携帯を握りしめた。
またってことは…桂さん、2年前のこと言ってるんだな、きっと。
あの頃のことを思い出すだけで胸がぎゅーっと苦しくなっていく、そして今も…
手の中に握りしめた携帯を眺め、わたしはさっきのメールの内容を思い出していた。
翔くん…
大好きな、大好きな翔くん。
わたしはまだあなたのことを想っています。
もう二度と、あんな思いはしたくありません、
2年前のわたしはすぐに逃げてしまったけれど、でも今は…ちゃんと、ちゃんとあなたと向き合おうと思います。

