『怖い』 『怖い』 『怖い』 『怖い』 『怖いよ、誰か助けてよ。誰か…誰か…』 『翔くん…』 「美咲!美咲!ねぇ、美咲ってば!!」 わたしを呼ぶ声でわたしははっと我に返った。 今のはいったい… 上を見上げるとそこには心配そうにわたしの顔を覗き込む聖美の顔があった。 「聖美…」 「どうしたの、美咲?なんかぼーっとしちゃって…」 「えっ…」 周りを見渡すと夕暮れの教室に既に人はいなく、そこにはわたしと聖美、二人しかいなかった。