布団で目を擦り、ずずっと鼻を啜り、わたしは頭をブンブンと横に振った。




泣かない、泣かない!!




泣いたってどうにもならないし、何も考えるな!!




中途半端に思考回路を遮断し、無理やり目を瞑り、自分自身を夢の中へと誘った。











あっ、翔くん!翔くんだ!!




おーーいっ、翔くん!かーけるーくん




…聞こえてないのかな?




よしっ、もっと近づいてみよう!




翔くーん、かけっ………




……………………




隣の女の人…誰?




なんで翔くん、その人とキス…したの…?