「でも!みんなが知らないだけでほんとはめっちゃいい奴なんだから!あたし、何度も助けてもらったんだよ!だから‥‥だから‥‥!」

「もう大丈夫だから夏々。」

あたしの頭をポンってしてあたしをなだめる良哉。




「あいつ‥‥ただ不器用なだけなんだよ。色んな噂があるけど、根はほんといい奴なんだ。ウザいところあるかもしんねーけど、これからもこのクラスの一員として受け入れてほしい。」




良哉‥‥‥‥。




「そ、そこまで言われたらなぁ‥‥。」

「別に俺らも三浦を敵にしたい訳じゃねぇし。」

「三浦がリレーのメンバーに入れば絶対勝てると思ってさ‥。」