「さっきリレーの練習で足挫いちゃって。」 「あらあら。そこ座って?」 三浦潤はあたしをイスに座らせた。 「あ〜。こりゃ思いっきり挫いたわね。あなたリレーのメンバー?」 先生の顔が険しくなった。 「あ、はい。リレーのメンバーです‥。」 「この足で体育祭で走るのは無理よ。あと1週間でこれは治らないわ。無理して走ったらまた悪化しちゃう。残念だけどメンバー変わってもらった方がいいわ。」 「え!?」 そ、そんな‥‥‥。