「潤、お前‥‥‥‥いや、なんでもない。俺練習戻るから夏々頼んだ。」 良哉が一瞬三浦潤を見つめてすぐに顔を反らして言った。 「良哉ありがとうっ。迷惑かけてごめんねっ。」 「大丈夫。じゃな。」 そう言って良哉は練習に戻って行った。 あたしは周りの男子に茶化されながらお姫様抱っこされたまま三浦潤に保健室まで運ばれた。 ―――ガラッ 「あらやだ。どうしちゃったの??」 保険の先生がお姫様抱っこされてるあたしを見てびっくりしながら言った。 そりゃしますよね。