「自分でも自分が一番足速いの知ってんだろ?リレーには潤が必要なんだって。出ようぜ。」

潤もなんとか説得しようとする。




「良哉さぁ、俺がこうゆうの嫌いなの知ってんだろ。つか俺帰るわ。このクラス居心地わりぃ。」

「潤!」

「おい!三浦!」

良哉と先生の声を無視して三浦潤は教室を出ていった。




し‥‥ん。




「なんか‥‥暗くなっちまったな。ごめんなみんな。」

良哉が申し訳なさそうに謝った。