「だから潤をリレーに‥‥」

「何言ってんの良哉。」




良哉の言葉を遮って入ってきたこの声。

聞かなくても分かる。




「潤いつからそこにいんだよ。」

「さっき。つか体育祭みてぇなダルいもん俺出ねぇから。」




あたしの不良のイメージそのままの人がここにいました。

‥‥ってそんなこと考えてる場合じゃなくてっ!




「ちょ、そんなこと言わないで体育祭でようよ!みんなで力合わせるって楽しいよ?絶対いい思い出になるし!」

なんとか三浦潤を説得しようとするあたし。




「力合わせるとかそうゆうのうぜぇから。足なら良哉がいんだろ。」

まぁうざいって言われるの分かってましたけどね。