「あんま調子乗ってると痛い目みるぞ。後悔する前にさっさと俺の前から消えろ。」 それだけ行って図書室から出ていこうとする三浦潤。 こんな風に人に言われたのは初めてで。 泣くな!泣くな! そう自分に言い聞かせてみるけど勝手に涙が出てくる。 でも‥負けたくない。 「待ちなさいよ。」 聞こえてないフリをしてスタスタ歩いていく三浦潤。 「待ちなさいってば!!!」 あたしの怒鳴り声に歩く足を止めた。