どくん!



私の胸は高まった。



その自然な仕草が、私の心を捉えたのだ。



32歳にしては若い。学生と言っても過言ではないようだ。



「えっと・・・どこに行こうか?」



「近くに美味しい紅茶のお店があるんです」