「俺にはお前しか居ないんだ。お前がいないと、生活ができないし、仕事にも身が入らない」



「私は家政婦?」



私は冗談めかして言った。



「家政婦なもんか。ずっと、待ってた。お前が好きに動くのを、待ってた。そして帰ってくることを、待ってた」



だから連絡のひとつもよこさなかったのか・・・。