私は思わず体を固くしたが、意を決して玄関まで夫を迎えに行くことにした。 「おかえりなさい」 康人は面食らった様子で、目を真ん丸くして私を見下ろした。 「おかえりなさい、は俺の台詞だろうが」 無表情のまま、彼は言う。