あれからしばらく、トオルさんからの返信はなにもなかった。



きっと、見切りをつけられたのだろう。



お互い、このまま別れることが一番だと思っていた。



けれど、本当にメールだけで別れを告げていいものだろうかという考えもあった。



最後に見た姿が、頭も脚も包帯でぐるぐる巻きにされた、意識のないトオルさんだ。