他人のことだからだろうか、それとも彼女本来の気質なのだろうか。



トモミはイライラとしているようだった。



「もう、あんたねぇ。しっかりしなさいよ。自分のことでしょう? いつまで引きずっているつもりよ」



「トオルさん、さっきのメール見たかな? 何て思ったかな?」



「知らないわよ。相手もオトナなんだし、それ相応の対処をしてくるでしょ」