「大丈夫ですか、お客様」



すぐに店員さんがやってきて、その場を対応してくれた。



「ええ、大丈夫です。ちょっと、トモミ!」



「全部消しちゃったよん」



にかっと猫のような笑みを浮かべ、トモミは携帯をひょいと投げてきた。