「ねぇ大地俺この子ほしい。」
「だめだぞ。そいつは俺がもらう。」
はっ?
今なんて?
ほしい?もらう?
「にゃに?」
「「ぷぷっ」」
「大地、『にゃに』だって。
やっぱり俺この子ほしいわ。」
「聞いてたよ。俺もほしいわ。
なぁ蒼太もほしいなら、ふたりのものにしね?」
「いいね!」
私はその間にそろぉーと…とわいくわけもなく腕をつかまれる。
「なぁ一年生だよな?体育館ならそこを曲がって左だよ」
「ありがとうございます!!」
いいひとたちだったのかな?
まぁいっかなんとか逃げ切った。
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「大地、逃がしてよかったの?俺らの正体バレたら終わりだよ?」
「大丈夫だ。そのうちわからしてやるよ。」