しばらくして、美濃先生が来た。


「お、長月!水無月を襲うなんて10年早いぞーw」

「ち、違いますよ!!」


水無月は顔を真っ赤にしていた。



「望夢も野外炊飯行ってこい!
雅人様が探してたぞ」

美濃先生は師走を雅人様と呼ぶ。


まぁ師走の1年の時の担任でもあるから雅人様のくだりを知っているだけなんだけど。



「あ、わかりました」

「長月、ありがと!」

「おぅ!」


俺は部屋を出て行った。




「望夢、遅いぞー!もう焼きそば出来ちゃったぞ」

「マジかよー」

とか言いつつ、頭じゃ
焼きそば<水無月の介抱
の方程式が成り立っていた。