「あぁ~眠い」
「うわっ!何その隈!?」
「ちょっと眠れなくて」
「気になる男できたとか?」
「っ!!」
「図星だったかなぁ?」
(あゆはこうゆうの敏感なんだったぁ)
「まじ?誰よ誰よ?」
「えっと神宮寺の二年生」
「名前は?」
「分からない。名前聞くの忘れちゃった」「駄目じゃん!ちゃんと名前聞かないと」「かっこ良くて見惚れちゃってたんだもん」

ふと外に目をやって気持ちを落ち着かせていた。
そしたら

(ん?何だろうあの人だかり)
「今日ってなにか催し物あったっけ?」
「は?何言ってんのってっ!!」
「えぇ~!!」
「まぁうちも一緒に行くからさ」
「うーん」
「おっしゃ行こー」

半強制的に行かされてなぜか久々に見たような気持ちになった
なぜこんな気持ちになっているのかよく自分でもよく分からなかった

「あっ!昨日の娘じゃん」
「あの…どうも」
「あぁ君に聞きたいこと合って来たんだよね」
「え?私にですか!?わざわざスミマセン」「なんで謝るの?俺が勝手に来ただけじゃん。君面白いね」
「そんなことは…ないです。それに聞きたいことってなんですか?」
「あぁ君の名前」
「え?そんな事聞きに来たんですか?」
「いや知りたくなってさ」