まとまりのないSS庫。

と、会社の中から社員らしき人が
わらわらと出てきたのを確認した。


僕は少し慌てながら、空や木を
中心に写真を撮り始める。


30分程経った頃だろうか。
こつこつ、と近くで靴の音が
響いた。


まさか、とわずかに期待を
膨らませながら気にもとめて
いないような素振りをしていると、


通り過ぎて行った。