冷やせるものはなんか
無いか、と鞄を漁ってると。


「おや、大丈夫ですか?
その額・・」


「あ、大丈夫です、全然!
はい!」


「いや、私の家ここの近所で、
湿布ありますから、行きましょう」


「え、いいん」


「ちょちょちょちょっ、三浦さん!
帰ろう! あの、結構です!」