「柳くん柳くんっ、見て、
雀だ! かっわいー」


「うん。 三浦さんはさー、
雀のどこら辺を可愛いと思うの?」


「え?茶色いとこ」


「・・そっか」


真顔で言われた。 前から
思ってたけど、三浦さんっておかしい。


次は無言になって、静かに歩きだした。
ふと横を見ると、三浦さんが何時も通り


変わった歩き方をしてた。