桜風 〜春の雪〜

春雪が閉じた扉を…


あたしは………

こじ開けた。



あたしが開けた扉を…

春雪は…………

拒否して…


あたしは……




そこから………


逃げたんだ…。




伝えたかった…思いも…
春雪との………


残された時間も……


すべてを放棄して……。



もう……


春雪に伝えられる術が


ないんだ………――


あたしの気持ちは、きっと永遠に伝わることがない……




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