「……母さん……。悪いんだけど…少しだけ…二人にしてくれない?」 真っ白なシーツにくるまれた 春雪の声………… ドキンドキン… 春雪は…あの時と同じ… 低くて…冷たい声で あたしを迎えた…。 ガラガラ… 春雪の様子に…… 少し不安そうに顔を曇らせながら… お母さんは… この部屋を後にした………。 春雪…? あたし…… 会いに来たんだよ…。 .