「つー…つ、つ、ば」 「なに?つば?」 「違っ!」 そんなこと分かってるって。 さぁ、かんな。 最後のチャンスだ、 さっきより顔を近づけてあと数センチで唇が重なるくらいの距離で俺はお前に求めるんだ。 「かんな…」 俺が甘い声で囁けばお前が言うことを知っていてやるのは卑怯か? 「つ、つば」 「ん?ゆっくりでいいから言ってみ?」 さっきより顔を近づけると、コツンとおでこがぶつかった。