「覚えてるよ?」


「え、覚えてるの?!」


「そりゃーもちろん」



忘れるわけないだろう?
大切な、キミと俺の愛言葉。



「かんな、おいで」


俺の足と足の間のスペースをトントンと叩けば、恥ずかしそうにしながら近づいてくる。



かんなに背を向かせ、後ろからお腹に腕を回し座らせる。



「は、恥ずかしいよ」



後ろを振り向き、少し涙目で訴えてくるかんな。



はー…反則だ、ばか。