1/3の微妙なカンケイ

「・・・せっかく来たのに。オレは、また、悠里の、邪魔を・・・」

「邪魔なんかしてないよ」

奏ちゃんは、眠ってしまったのか、黙った。

頭に乗せられてある濡れタオルを、そっと取る。

奏ちゃんに触れてた方は熱くなってる。

ひっくり返して、冷たい面に向ける。

おどろいて起きてしまわないように、そっとそっと額に返した。