「俺が嫌い?」


急にそんなことを言う翔太。

もちろん私は首を横に振る。


「じゃあ、好き?」


この質問には答えられない。


「そっか・・・」


黙っている私に耐えられなくなったのか、翔太はうみの席から離れた。