「ほんとにおめでとー!!」
ホテルの部屋に入るなり、うみが抱きついてきた。
心から喜んでくれているのが分かる。
「ありがとう!でもね、啓史が気になること言ってたの」
「啓史くんが?」
うみは私を離しながら言う。
「うん、さっき海でね…」
海で啓史と話していた時、うみは真鍋くんと一緒にいたから。
私は一部始終を話した。
「…桜、啓史くんの言ったこと本当だよ?」
話し終わった後、うみは真剣な顔で言う。
うみまでそんなこと言って…。
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