大切な大切な幼なじみ--2--



翔太と真鍋くんは海パンになって海に向かってる。

うみも行きたそうなんだけど…。

私、うみみたいにスタイルよくないし…。

ただのチビだもん。


「桜?どうしたの?行かないの?」


だから私は嘘をつく。


「ごめん…ちょっとしんどい。ここで休んでて良い?」


私達が今立っている場所はちょうど日陰だから。


「え…大丈夫?うん、じゃあそう伝えるね」


うみはそう言って、既に海に入っている翔太と真鍋くんの元へ向かう。

そして、2人に何か言ってる。

多分私のこと。