「じゃあ、そうする」 「じゃあな、また月曜」 翔太はそう言って駅に向かって歩き出した。 「あ…しょ…翔太!」 なんだか久しぶりに呼んだ気がする。 「ん?久しぶりだな…」 翔太も同じこと思ったんだ…。 私は翔太の笑顔に昔以上にキュンってなる。 「私の声…聞こえるよね?夢じゃないよね?」 急に不安になった私に、 「夢じゃない。聞こえるよ、桜の声」