大切な大切な幼なじみ--2--



「じゃあ、そうする」

「じゃあな、また月曜」


翔太はそう言って駅に向かって歩き出した。


「あ…しょ…翔太!」


なんだか久しぶりに呼んだ気がする。


「ん?久しぶりだな…」


翔太も同じこと思ったんだ…。

私は翔太の笑顔に昔以上にキュンってなる。


「私の声…聞こえるよね?夢じゃないよね?」


急に不安になった私に、


「夢じゃない。聞こえるよ、桜の声」