ビビりな俺はこっそり近付き影が小さいのを見て安心した。
動物か、
隣に腰を下ろす。
ウサギか猫。
隣に視線を移す。
、、、!
白い髪がサラサラと風に靡いては肩にかかっていた。
切れ長でつり目、見事に整った目鼻立ち。
つきの明かりでキラキラと揺れる瞳は金色だった。
どれ程の時か言い表せないほどの間見惚れていると相手がゆるりと此方に視線を移した。
まじまじと俺の顔を眺め、目を細めた。
「先程は無礼な真似を、お許しください、、、貴方が神の従者を嫌うとは知らず、、、ですが、神に現のよに戻った時なにをしたいかと尋ねられ、僕はこう申したのです。現世に未練があるとするならばある晩たったひととき瞳を交わした方にお会いしたいのです、と」
よく話す、この美少年の言う言葉を俺はなぜか真剣に聞いていた。
「美しいその瞳を独り占めしたいのです。」
「、、、はぁ。」
呆気にとられていると 長い指で口元を撫でられた。
「!、、、な、なにするっ俺は男色のけはないっ」
何がおかしかったのか、クスクスと笑われた。