夢に落とした娘の様子を窺いに行くと、見慣れぬ女が娘を見舞っていた。
女の着衣が神衣だったからすぐ気づいた。
「祓い士」
霊力がこちらまで伝わってくる程の使い手か。
女がふと顔をあげた。
人間にしておくのは勿体無い程の美麗だった。
一瞬、視線がかち合った様な気がした。
あの女、俺に気づいた、、、?
すぐさま屋敷から離れた。
厄介な邪魔者だな。
まあ、あれも所詮は人間。
取り込めば問題ないだろ。現に先程視線がかち合った刹那あの女の惚けた顔が手に落としやすい事を安に語っていた。
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