人間がたむろしてる気に食わない場所だ。
一人で生きていけないのは弱い人間だけだ。

俺は人間みたいに弱くないから

「ひとりだって生きてけるさ、、、」


町は明るい、俺の回りに火の気があるわけもなく真っ暗だ。

何故だろう。
それだけの違いなのに俺の回りがやけに暗く思うのは


町から再び月へと視線を流す間にふと目が止まった。


小さな動物がひとりぼっちでとぼとぼと歩いていた。