[短編]そばにいさせて





病院の入口で加月がくるのを待っていた。




加「胡桃・・・・・・なんでいるんだ?」



「・・・・・・加月君、話があるの。

ちょっと時間・・・いいかな?」



私は加月と病院内にあるベンチに腰掛けた。



加「・・・話ってなんだよ?」



私は深呼吸をして加月の目の前に立った。




「とりあえず今まで騙してごめんなさい。






私は胡桃じゃなくて舞なの。」





加「・・・・・・は?」



加月は訳がわからないというような顔をした。



克「お前は胡桃だろ?」



「確かに体は胡桃だよ。
でも・・・私は舞なの。


私ね、幼い頃からずっと・・・



加月が好きだった。



加月が胡桃の事を好きって知って正直ショックだった。



だって・・・・・・だって!!

私のほうがずっと加月を知っていて
私のほうがずっと加月を思っていたんだよ!?


なのになんで・・・なんで胡桃なのって何度も思った。


でも・・・私は加月も胡桃も大好きだったから壊すなんて出来なかった・・・・・・。



私・・・胡桃がうらやましかった。

ただの幼なじみじゃなく、加月の特別になりたかった。



でも・・・・・・もういいや。




胡桃がいるのに、私のために泣いてくれたから・・・・・・満足だよ。


もうなにも心残りはない。」




笑顔で言うと加月は思いきり立ち上がった。



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