「今日も学校怠いなぁ」
そんな他愛もない一言を毎日言っているような気がした。

「また今日も言ってるよ」
右下から聞こえる女の子の声
幼なじみであり彼女でもある紗希だ

「響夜ってばそんなに学校怠いの?」
「当たり前じゃん」
「紗希以外の女と話すのが怠いから」
「なっ…!」
照れてる顔が可愛くていつもこうやってからかっては和んでいる俺

「べっ別に嬉しくないんだから!」
「ツンデレになっても俺は惹かれないぞ?」
「そっそんなんじゃないもん!響夜の意地悪」
「はいはい、分かったよ」
とまぁ毎朝の登校はこんな感じだ
正直毎日怠いんじゃない
毎日が幸せすぎて嬉しすぎるくらいだ