「……あぁ、今アイツといるから………わかってる。うん、うん。じゃあな」 私が寝ている横で、貴方は静かに。 とても優しい声で電話していた。 相手は貴方の幼なじみなんでしょう? 私、知ってるよ。 全部。 貴方が浮気していることなんか。 「ま、き?」 「……っ!?」 貴方は私が寝てると思ってた? すごく驚いて、だけど冷静を装って。 「今…、起きたの?」 ニコリ。 貴方は笑って、さり気なく確認した。 私が話を聞いていないか。 本当に、今起きたのか。